8月24日(日)-28(木)にチェコスロバキアのプラハにて開催される
9th World Congress on Alternatives and Animal Use in the Life Sciences (WC9)のsession II Predictive Toxicologyにて、
湯田がポスター発表いたします。
ポスタータイトルは ”Development of in silico (computational)
toxicity screening methods” で、 内容はKY法のオーバービューと、毒性評価という難しい問題に対して適用された場合の適用事例等について発表します。
化合物の毒性評価は、データ解析という観点一つからみても極めて対応困難な問題が多数存在します。 このような問題に対して、汎用的な問題解決用に展開/開発された従来手法をそのまま適用した場合、データ解析結果や予測等は満足な結果が得られません。 結果として、多くのWET研究者の期待に答えられず、最悪の場合はWET研究者からの信頼を得られない結果となります。
KY法は化合物毒性評価にて起用されることを目指して開発された、全く新規の考えに基づくデータ解析手法:詳しく言えばデータ解析手順、です。 従来手法を用いて、KY法の手順に従ってデータ解析を行なうと、従来手法をそのまま用いた時では達成できない様々の特徴を有するようになります。 例えば、二クラス分類ではサンプル数がどんなに増えても常に完全分類が達成されます。これ自体従来手法の範疇で考えた場合、驚異的なことです。 また、重回帰手法では従来手法の重回帰と比較してKY法を取り入れた重回帰は極めて高い相関係数や決定係数を実現する事が可能となります。
WC9では、上記のような様々な特徴を有するKY法のレビューと毒性評価への展開例を説明し、KY法が世界を舞台に展開されるように世界の研究者に訴えてきます。
以上
2014-7-1
文責:湯田 浩太郎