2024/06/05

データサイエンスや人工知能によるインシリコ創薬関連著書

  湯田は、昨年(2023年11月)に発刊された以下の著書にて、コンピュータ支援によるインシリコ創薬についての解説を分著しておりますので、ご参考ください。

株式会社 エヌ・ティーエス

『デジタルトランスフォーメーション 事例100選』

 分著:湯田 浩太郎

 第9章医療、第8節

「化学データサイエンスおよび人工知能による 

            インシリコ創薬から自律型創薬へ」

 

 本著では、現在までに展開されているコンピュータ支援による創薬に関する全般的な内容について紹介を行っています。過去から現在までに展開されてきたインシリコ創薬の全体像を知るには適切な内容となっております。なお、本著ではインシリコ創薬の基本となる様々な基本技術に関する詳細な解説は行っておりませんので、気軽に読破していただきたい。

 全体の流れが見えてきたら個々のインシリコ創薬に関する基本技術に関して、より深く解説されている著書や、Journal等から学んでほしいと考えます。インシリコ創薬と一言で言っても、その適用範囲や適用技術や理論は極めて多種多様です。更に、ケースバイケースによっては創薬関連技術のみならず、コンピュータ関連技術の理解、加えて化学のアナログ情報とコンピュータのデジタル情報の融合技術等、インシリコ創薬を支え、構成する技術は多種多彩で極めて複雑です。このような巨大な目標に突き進んでゆく場合は、とにかく全体像をイメージするか理解し、現在のインシリコ創薬の全体概念をつかんでゆくべきと考えます。その上で、より基本的な技術や理論に進んでほしいと考えます。

 今後は「情報時代」となり、新たなAI関連技術に基づいたインシリコ創薬(自律型(知的、オートノマス)創薬)が展開されてきます。時代に遅れないようにするためにも、現時点んでのインシリコ創薬の理解は極めて重要です。